熱帯雨林に住む(マレーシア中心に)

題名は「熱帯雨林に住む」ですが、森に棲んでいるわけではありません。マレーシアの首都クアラルンプールで生活しております。ターザンのような生活をしているわけではございません。期待させてしまったら申し訳ないです。

COVID-19(コロナウィルス) ドライブスルーテストを受ける


マレーシア政府の強硬的なMCOから1か月半とすこし。中央集権的な政策にマレーシアらしさを感じていた矢先、急に経済がガタガタになるからやっぱりMCO解除という悪気のない方向転換に、またしてもマレーシアらしさを感じる。

さて、急に2020年5月4日からほぼ通常通り経済活動を再開、と言われてもこちらも用意はできていない。会社からは、とりあえずコロナウィルスに感染してないか、確認してこいとのお達しが出た。なるほど、再開したからといって、やみくもに皆が出社したら、大惨事になりかねない。

どうせマレーシア人はそれっぽい理由をつけて受診せず、リモートワークという名の悠久時間を延長するんだろうなと、羨ましく思いつつも、そこは真面目な日本人として、受診をしてきました。非常に簡単に受診できましたので、その内容を書かせてもらいます。(ドライブスルーテストですので、車がない方は参考にならないかもしれません)

 

わたしがコロナテストを受診したのは、KLCC近くの「HSC Medical Center」という病院。

Webサイトに入ると、わかりやすく黄色のハイライトで " Drive Thru Test" とありますので、こちらをクリック。名前やパスポート番号、電話番号や受診希望日などを記入するフォーマットがでてきます記入が終わると、料金支払いのページに移ります。支払いはすべて前払いで、わたしはクレジットカードで払いました。料金は480RM(領収書は出ます)。地味に高い。いや、地味にではなく普通に高い。

支払いが終わり、しばらくすると、記入した電話番号をたどってか、WhatsAPPで予約日時の確認と受診票が届きました。これで、予約は完了。あとは受信日を待つのみ。

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受診票

午前の受診開始時間の9時ちょうどに車で病院に行きます。駐車場入り口に貼られている張り紙の誘導に従って、駐車場の3階まで上がります。丁寧にいたるところに誘導の張り紙が張っているので迷うことはありません。

3階につくと、水色の防護服を着た看護婦さんらしき女性が4人くらいいます。マスクにフェイスガードと完全な防御です。

車の窓を開け、名前を告げると、「テストを受けていただいてありがとうございます。」と丁寧に感謝の言葉が掛けられ、いい気分になります。ただ、すぐに「この検査は喉と鼻の奥に綿棒を入れますので、吐き気をもよおすひともいれば、鼻血が出るひともいる。」と説明、すぐに嫌な気持ちになりました。

受診は車に乗ったままです。

看護婦らしき女性がおもむろに取り出した綿棒を見て、ぎょっとしました。わたしが知っている綿棒は長くても5センチくらいですが、目の前には10センチ程度(ちょうど耳かきくらいの長さ)の綿棒が天を向いてそびえています。

まずは、喉の奥。思ったよりかはるかに奥に綿棒が届きます。吐き気は起きなかったですが、むせっ返しが起き、せき込みます。

次は、鼻。入れた瞬間すぐに鋭い痛みが襲います。これはかなり痛いぞ。しかも、長い。鼻の奥の奥で綿棒をぐりぐりぐりぐり執拗に回されます。涙が垂れてきたところで、終了。ただ、終わってからも痛みが残り、刺激されたせいでくしゃみが出て、大量の鼻水が出ました。

「72時間以内に結果を連絡します。」と言っていたと思いますが、わたしの鼻の穴をもてあそびやがって、と意味不明な感情になっており、あまり注意して言いていませんでした。

 

受診した翌日の夕方に、病院から「Negative(陰性)」でしたとの連絡があり、これですべてが終了。

 

みなさんも、気になった方はぜひとも受診してはいかがでしょうか?

受診手続きも受診自体も簡単にできます。難点は、けっこう痛いことでしょうか。。

 

HSC Medical Center

5-1, Menara HSC, 187 Jalan Ampang, 50450, Kuala Lumpur

HSC Medical Center, Kuala Lumpur

 

一攫千金!台湾スクラッチくじ

日本でも駅前で宝くじと一緒にスクラッチくじが売られているのを目にすることが多いと思います。スクラッチくじの魅力は何といってもすぐに当たり・はずれが分かること。宝くじのように購入から数週間待つことは不要です。そんなスクラッチくじが台湾にもあります。

台湾スクラッチは高額配当?!

日本のスクラッチの1等は数十万か、せいぜい数百万(最近は千万を超えるものもあるようですが)。一方、台湾の1等はなんと1,500萬元(日本円で5千4百万円!)。普通、ふらって立ち寄って、その場で当たる金額ではないです。店頭には誘拐の身代金さながら、1,500萬元が飾られております。

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店舗はちょっと大きめ

配当額の大きさを反映してかはわかりませんが、台湾のスクラッチくじ売り場はキオクスサイズの日本よりも大きめ。店によっては小さなコンビニくらいの大きさで店員も数人います。今回わたしが寄った売り場は小さかったですが、それでも様々な種類のスクラッチが並んでおります。店頭の文字は「1千万元のチャンスを見逃すな!」的なことが書いているのだと思います(たぶん・・・)。

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いざ、チャレンジ

人間には二種類いる。1千万元のチャンスを見逃すひとと、つかむひと。そして、わたしはつかむ側の人間だ!とわずかなお金を握りしめて店頭に。何種類ものスクラッチくじが並んでおり、何を選んでいいかわからなかったので、とりあえず手前の2枚を選択。1枚が200元(730円程度)、もう1枚が300元(1,100円程度)。2枚で2,000円弱とは結構高いです。それでも数千万円を得るには安いものだと言い聞かせます。

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やり方は日本と同じで、コインでとにかく削ります。日本よりも大きいのでその分結構時間がかかります。次第に削れてきて、下から数字やら絵が見えてきますが、当たりの基準が分からないので、高揚感もないまま、だらだらと惰性で削り終わりました。

店員に「これが五千万元だ!」とばかりに手渡すと、店員は愛想笑いで受け取り、妙な機会にくじをかざしています。おそらく、当たり・はずれを読み取る機械なんでしょう。

ドキドキしながら、待っていると、「没要(メイヨウ)」と、一言だけ言ってきます。没要くらいならわたしでもわかります。つまり、はずれなんでしょう。

いやいや、この店員がわたしの当たりくじを持ち逃げするのではないかといぶかっていると、それを察したのか、機械の画面を見せつけてきました。そこには、「不射了。謝謝。」と書かれていました(ちょっと違うかもしれませんが)。要は、はずれたんでしょう。

わたしの一攫千金の夢と500元はあっという間に消えていきました。

わたしは当たりませんでしたが、台湾の友人に聞くと当たる割合は高いということでした(もちろんほとんどは数百元程度のあたりですが)。台湾の記念に、一攫千金を目指してはいかがでしょうか。

 

裁きの門が台北に存在した!

 

はじめましてシダです。

仕事柄、海外に行く機会が多いので、そこで発見した面白いものをアップしていこうかと思います。

さて、初回は台湾・台北です。台北といえば、日本から三時間程度で来れる身近な都市で、にぎやかな屋台街や「千と千尋の神隠し」のモチーフになったと言われている九份(きゅうふん)、蒋介石が中国本土から台湾に渡る際に持ってきたコレクションを展示する故宮博物館など見所満載です。

今回紹介するのは、その蒋介石の死に哀悼の意を表するために建設された『中正紀念堂』です(お墓ではありません)。なんといってもでかい、そのスケールに圧倒されます。

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わたしの印象に最も残ったのが、本堂の扉の大きさ。裁きの門?ラスボスの直前?ドラゴンクエストファイナルファンタジーに出てきそうな大きさです。RPGであれば、この扉を開けるために入手難の扉の鍵を手にれるか、門を開ける魔法の取得が必要でしょう。幸か不幸か、こちらの門は、開門時間になると開いてくれます。しかも自動で。。。

 

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扉の奥には蒋介石像が座しております。こちらも大きい。6.3mらしいです。座ってこれだから、立ったらもっと大きいのでしょう。

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本堂の左右には音楽堂や演劇堂があり、ちょうどわたしが訪れた際には胡弓の調べが聞こえてきました。広場ではランニングや筋トレ、合唱の練習をしているひともいて、台北市民にとっての憩いの場になっているようでした。

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 ツアーではよく組まれる場所のようですが、個人旅行者や出張先での空き時間にぷらぷらというひとにはあまり縁がないかもしれませんので、時間が許せばぜひ。

大陸文化をぷんぷん感じさせる台北の名所です。